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第39回人権講演会 村上新悟さん講師「役者は生涯修行」-3-

※こちらの記事は その1 その2 からの続きになります。

第39回人権講演会 村上新悟さん講師「役者は生涯修行」-1-
村上新悟さんの故郷である栃木県小山市に於いて、第39回人権講演会が行われました。 なんとそこの講師として今回村上さんが選出😶!!最初に第一報を聞いたときは正直かなり驚いて「そんな大それた講演引き受けて大丈夫なの!??」と思...
第39回人権講演会 村上新悟さん講師「役者は生涯修行」-2-
※こちらの記事は その1 からの続きになります。 第39回人権講演会 「役者は生涯修行」 2017年8月21日(月)12時30分開場 13時開演 於.小山市立文化センター大ホール 講師:村上新悟さん  聞き手...

 

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第39回人権講演会 「役者は生涯修行」

2017年8月21日(月)12時30分開場 13時開演

於.小山市立文化センター大ホール

講師:村上新悟さん  聞き手:磯野佑子さん(NHK宇都宮放送局アナウンサー)

人権講演会 講師・村上新悟氏 -3-

小山高専時代の楽しい話題のながれで、あの謎の紙袋からさらにいろんなものが出てきましたw。

返還式

ドラえもんの四次元ポケットのような紙袋から出てきたwwのが、ニコ超のときにも紹介していたポケットコンピューター、通称ポケコンでした。

ニコニコ超会議 超ロボコンー2ー ゲスト・村上新悟さん
※こちらの記事は 超ロボコン-1-の記事の続きになります。 ニコニコ超会議2017 「超ロボコン」ロボコン30年スペシャルステージ 2 高専あるある これは村上さん主導ということで(!!)あるあるネタをボードにいくつか...

これを恩師のKa先生に説明してもらおうとした村上さんでしたが、すっかりリラックスモードに入ってた先生は「え?」って感じで慌ててしまってて(笑)。「油断しないでくださいね」と磯野アナからもツッコミ入れられてて思わず笑いましたw😅。
今はタブレットの時代になっているそうですが、村上さんの当時はポケコンが主流で。電卓とパソコンの両方の役割を担える優れものだったそうです。で、持ってきたものは私物かと聞かれると

「僕、そんな思い入れなかったらしくて無くしてしまってww。これは友人のポケオくんと呼んでた彼に借りたんですよ」

と素直な告白(笑)。たしかロボコンのときにも借りたって言ってたけど…その頃から返してなかったのね😅。で、今回の講演会にその彼が来ているということで実際に返そうということになりました(笑)。ポケオくんが壇上に上がっていざ返還するのかと思いきや、「あと、写真をお借りしてる友達もいまして」と再び紙袋からゴソゴソと高専時代の写真を取り出すシンゴムラカミwww。その友達もこの日に来場しているということで、流れで二人とも壇上に上がることになりました(笑)。ちなみに写真を貸していたお友達は、以前トークショーで語ってた映画撮影のエキストラに参加してくれた人でしたw。「今日は仕事サボってきてしまいました」とノリの良いお友達で会場も笑いに包まれてました😁。

まずはポケオくんにポケコンを無事に返還。何か一言ということで高専時代の思い出を聞かれると「いつも教室で一緒に遊んでましたね」と思い出を語ってくださってました。するとすかさず「そういうことは言わなくてもいい」と即座にツッコミする新悟くんww。いやいや、君もけっこう言わなくてもいい事言っちゃうときあるから(笑)。

ツナギ姿のお友達に写真を返す時にはお礼の時に「いつもツナギちゃんと洗ってますか?」といたずらっぽく語りかけてた新悟くんw。それに対して「何着も替えがあるんで大丈夫です」とうまい切り返しして会場を沸かせていました。
彼にも村上さんの印象を聞くことになったのですが、話そうとしたときに村上さんがわざとマイクをお友達の顔に超接近させて遊んでてwww。いやぁ、めっちゃ無邪気な新悟くんが見れて面白かったわ~~(笑)。このWくんとは出席番号が近かったそうなのですが、彼的にはあまり話した印象がなかったそうw。これ、村上さんもそう言われたみたいなこと以前言ってましたねw。

【ラジオ】えむスタSP 村上新悟さんゲスト -1-
村上新悟さんとすっかり関わりが濃くなった地域密着ラジオ局のFMみょうこう。月曜から金曜まで放送している夕方の「えむスタ。」という番組に村上さんがGW特別ゲストとして出演されました。このゲスト出演の正式発表が行われたのが約1週間ちょっと前…。...

「当時のことはあまり覚えてないんだけど、今も20年前も全然変わってないなと思います」とちょっと嬉しそうに語ってたのが印象的でしたね。今の活躍をどう思っているか聞かれると「便乗したい」と本音をこぼしてて、なかなか楽しいお友達でした😆。

こうして無事に返還し終ってホッとした様子の村上さん。壇上からお友達が帰るときにも「じゃあまた!」って感じで嬉しそうに手を上げていたのが非常に微笑ましくて印象的でした😊。
最後に同級生や先生にメッセージをということで。

「教え子としてこれからもそれに恥じない生き方をしていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。今日はわざわざありがとうございました」

とコメント。中学の恩師のK先生とは本当に久し振りの再会だったようで「まさかここで会えるとは」とかなり感激した様子でした。高専のKa先生とはそれよりも会ってた感じだったかなw。とにかく目を合わせるたびにクシャクシャっとした笑顔を浮かべて少年みたいに笑っていたのが可愛かったです。
先生にしても、お友達にしても(壇上に上がられた二人以外にも数人同級生と思しきお友達が応援に来ていました)、すごく村上さん、愛されてるなぁって実感できました。話を聞くたびに、あぁ・・・村上新悟さんってこういう人だよねって再確認しましたね。

役者になるきっかけ

この話に入るとき、後ろのモニターにビリヤードしてた高校時代の写真が出てきてみんなクスクスww。

これについて磯野アナから「相当カッコいいですね!」と言われると恥ずかしそうに「だいぶ顔変わりましたね」と笑ってましたね(笑)。スタパの時は高校生とありますが、これは高専時代のものなので20歳前後くらいのものだそうです。

しかしながらここからはちょっと切ないお話でした。

そもそも小山高専に進むことを決めたのが、女手一つで育ててくれているお母様を早く楽にさせたいという一心からだったという村上さん。小山高専に行けば就職も有利だということで通うことにしたそうですが、2つ上のお兄様が高校卒業と同時に就職が決まって生活が以前よりも楽になったと。なので、お母様の方から「新(←こう呼ばれていたらしい)、お前はもう好きなことをやっていいよ」と言われてしまった新悟くん。これって親心だよなぁって思います。たぶん人一倍お母さんを楽にしなければという想いが強かった村上さんのことを分かっていたんじゃないかなと…。だから、少し生活が楽になった時に、自分の道を進んでほしいと言われたんだと思うんですよね。
ところが、お母様を楽にしたいという想いだけで進んできた新悟青年は突然「好きな道に進んでいい」と言われたときに、自分の中にやりたいことがほかに見当たらなかったことに気付いたんだそうです。それで大学にとりあえず編入して考えようかなと思ったと。

私、この話を聞いて…なぜ高専で主席になるまで勉強頑張ってた村上さんが大学編入試験に落ちてしまったのかがようやく合点がいきました。その時期にお母様から「好きにしていい」と言われて、それまで目標にしていたことを見失ってしまってた微妙な時期だったからなんだなと。なんだかとても切ない話だったなぁと・・・少し心が痛みました。
それくらい、お母様の事だけを考えて青春時代を過ごしてきたってことですからね…。ほんと、大好きだったんだなって。人を思いやる心が人一倍強いのもこんな経験から来てるのかなって思ってちょっとウルっときました。

大学の編入試験の勉強を全くしていなかった村上さんは予想通り落ちてしまい(苦笑)高専を卒業した後に全くやることがなくなり途方に暮れてしまったそう。その時に、先ほど金髪で村上さんが写ってる写真の隣に立っていた幼馴染のYくんが映画監督を目指していたのを知って「お前が撮る映画に主演で出てやるよ」と豪語してしまったのだと。あぁ、こういうタイミングだったんだなと納得。
その発言を聞いたYくんが「じゃあ、仲代達矢っていうすごい役者が無名塾っていうのをやっているからそこで勉強してこい」って言ってくれたんですね。これが村上新悟の役者になるきっかけの第一歩だったと。これに対して磯野アナが「友達の一言で人生決めちゃって良かったんですか?」と聞くと

「けっこう彼の一言で人生決まってるんですよね」

と答えてて会場が笑いに包まれることにw。いやぁ、偉大な人に思えちゃうよ、Yくんが!村上さんにとっては「道しるべ的存在」だそうです。すごく大切な幼馴染なんだね~😊。

サプライズメッセージ

Yくんの話題が出てきたところで、ご本人直々のメッセージ録画映像が流れることになりました。村上さんも全くこれは知らなかったようで「え!?ホントですか!?」とキョロキョロしながらかなりビビってました(笑)。
ところが、映像は出てきたものの、なかなか声の方がパソコンの調子が合わないようで出てこなくてw村上さんも意味もなくオロオロww。映像だけが先に進んでYくんが無音のまま話し続ける状態に思わず(声を)充てましょうか?」って言い出した村上さんに爆笑(笑)。いや、あなた、口唇術できないでしょうwwっていうか、自分あてのメッセージを自分で充ててどうすんのwww。

そうこうするうちにやっとYさんの声が聞こえてきて一安心。村上さんは後ろに映し出されたサプライズ動画をずっと凝視してましたね。

Yさんから語られたエピソードはだいたい以下の通りです。

当時の新悟青年は友情に熱くて照れ屋。誕生日の時は実家が近かったこともあり毎年必ずお祝いに来てくれた。

ある誕生日の日、新悟青年がバイクでお祝いに来てくれたのはいいけれど、ドアを開けてみたら血みどろで立ってて驚いた。どうしたのか聞くとまず「誕生日おめでとう」と伝えられた。理由を聞いてみたら「バイクで畑に突っ込んじゃったんだけど、お前の誕生日だけは祝おうと思って来たんだ」と言われてさらにビックリした。

中学時代からずっと片想いしていた女の子がいて、彼女の二十歳の誕生日にどうしてもバラの花束20本を贈りたいと言い出した。安いバラが売ってるところを調べたら東京の目黒の花屋がいいらしいということを掴んだらしく、一緒に買いに行く羽目になった。後から考えたら東京まで行く電車賃の方が高かったので地元で買った方が安かったのではと思った。

東京まで行ってせっかく買ったバラの花束だったけど「恥ずかしいからお前持って帰ってくれ」と言われて村上さんの代わりに持って帰ったということがあった。

すごく良いヤツ。役者としてようやくスタートラインに立てたと思うので、これからはファンの皆さんや事務所の皆さんと協力し合って、良い役者になれるように頑張ってください。会場の皆さん、よろしくお願いします。

もう、このYさんのサプライズメッセージを聞いてる村上さん・・・特にバラの花のくだりのあたりは当時を思い出したのか恥ずかしさから汗を拭く手が止まらず状態でww終始苦笑いしっぱなしでした(笑)。
でも、Yさんとは今もとても良い関係が続いているようでけっこう頻繁に会っているようです。

メッセージを聞き終わった後「色々バラされちゃいましたね」と磯野アナにツッコミ入れられると「言わなくていい事ばかりでしたよねぇ」と苦笑いしまくりの新悟くんに笑っちゃいましたww😆。
ちなみにYさんは現在番組製作会社を立ち上げていて、MXテレビ系で放送中の「5時に夢中」という番組制作を担当したりしているのだそうです。マツコやふかわりょうが出てるあのちょっとピリ辛な情報番組ですねw!!こちらではケーブルでサンテレビが入る関係でちょいちょい見たことがありますww。映画監督ではないけれども、映像関係のお仕事の道に着実に進まれていてすごいなぁと思いました。村上さん的には「彼が映画監督目指さなくなっちゃったのでボク的にはどうしようって感じだったんですよね」ってことのようですが(笑)。

バイクで血みどろ事件

次の話に移る前に、Yさんのエピソードがあまりにもインパクト絶大だったのでwwそちらのツッコミから話題が展開することに。「バイクで血みどろってなんだったんですか!?」と磯野アナが質問すると

「Yくんは畑に突っ込んだって言ってましたけど、あれは車に巻き込まれちゃったんですよ」

仰天告白😱😱。これまでも村上さんってけっこう危ない伝説あるなって思うことあったんですが、このバイク事件の顛末はビックリして思わず声を上げてしまいました(汗)。だけど友達が誕生日だからってことで現場検証が終わったあとすぐに駆け付けてその後に病院に行ったらしいです。
つまりは、自己責任で血みどろになったんじゃなくて巻き込まれ事故で血みどろになっちゃったのね😱。いやはや、生きててよかったよ…ほんとに(汗)。と思うと同時に、自分のことよりもまず友達のお祝いを優先するということが自然にできるエピソードにジンワリ心が温かくなりました。あぁ、昔から村上さんってそういう人だったんだなぁと。だけどあまりにもデンジャラスなエピソードでもあるんでなんか複雑ではあったんですけどねw。

バラの花束事件

会場の人も磯野アナも一番気になってる、彼女の誕生日にバラを買いに行った事件についてもグイグイッとツッコミ質問がありました(笑)。「ずいぶんキザでしたねぇ~」と磯野アナが冷やかすと、

「プレゼントするにはしたんですけど、僕の記憶だと二十歳の誕生日じゃなかった気が…」

と考え込んでしまった新悟くんw。みんな「え??」と思ってると・・・髪の毛をかき上げながら「実は2回告白してるんですよね」と衝撃告白ww。さらに中学からではなくて小学3年くらいの時から片思いしてたことも白状w。その相手に2度チャレンジしてたのか、新悟くんは😅。その一途さもすごいなw。

10年以上も片思いしながら一度も告白しない新悟くんを見かねたYくんが、ビリヤードで自分に勝ったら告白も成功するからやってみろと勧められたそう。そしたら本当に勝ってしまったそうなのですが、村上さん曰く「あいつはわざと手を抜いたんだと思います」と。私も聞いててそんな気がしました😅。いい友達じゃないか!
それで意を決してバラの花を買って告白しようという流れになったらしいのですが、映像で語っていた通り結局そのバラの花はYくんが持ち帰る羽目となりそれを渡したのも彼だったと😅😅。何やってんだよ、シンゴムラカミwwww!!磯野アナも「なんで人に渡してもらうようなことしたんですか!」と猛ツッコミ入れると

「だって、恥ずかしいじゃないですかぁ!・・・恥ずかしいですよぉww」

と、盛んに「恥ずかしい」を連発しまくるシンゴムラカミwww。で、これが2度目の告白だったそうで…w、1回目の時にはなんとフランスの戯曲である「シラノ・ド・ベルジュラック」の一節からとった言葉を手紙にして渡したんだとか😅😅。今思い返すと「その手紙の内容もまた恥ずかしいんですよぉ」とやっぱり恥ずかしいって言っちゃう新悟くんw。いやでも、シラノのチョイスからしてたしかにそれは恥ずかしいかもね😅。
舞台でシラノの物語を見たことが何度かありますが、愛の言葉をしたためた手紙のシーンは非常に情熱的で・・・あれはあの物語だからこそ成立するっていう内容なんですよw。それを実際に想い人に向けて書いてしまったといいう新悟くんww・・・そら、あかんわ😅。

それにしても、相変わらず物覚えがいい村上さん。その時抜粋した言葉をけっこう覚えていたようでつらつらと思い出しながら朗読してたのにはちょっとびっくりしました。
磯野アナが「ロマンチストだったんですね」と感心すると・・・

「そうなんですけど、でも結果、振られてますからね、僕」

と苦笑いするしかないシンゴムラカミww。「それでもだめだったんですねぇ…」という磯野アナのコメントに「それだから駄目だったんでしょうね」と即座に自己ツッコミ入れてたのには笑いました😄。うん、わたしもそう思ったw。
で、その相手の方は風の便りによれば、幸せに暮らしているんだそうです。すると突然磯野アナが「実は今日・・・」と意味ありげに切り出したものだから急に焦りだしちゃって

「それは無いでしょう!!それは無いですよぉ~!」

と猛ツッコミwww。でも実のところは無いと言いつつも来てほしかったみたいな気持ちも少しあったようで「やっぱり無いかぁ。断られちゃったんですかね」とちょっと残念そうにつぶやいていたのが可愛かったです(笑)。今でもまだ好きなのかな😊。

師匠・仲代達矢さんについて

Yくんに勧められたとはいえ、何故4回もチャレンジするほど無名塾だけにこだわったのか。そこの部分は以前から「悔しかったから」という理由で話すことが多かった村上さんでしたが、他にも理由があるのではないかと少し思っていたところでした。それについて語られることがあって。

「仲代さんが本の中で”夜明けまで人間とはなんなのか考えることがある”と書いているんです。僕も子供のころから何のために生きているのか、人間とは何かをいつも考えていたんです。仲代さんがおっしゃる”役者は生涯修行”という言葉は、人間とは何かという答えに繋がる旅になるんじゃないかと思うんですね」

たしか、以前もラジオ番組の中で「人間とは何かを考える子供だった」ってコメントしていることがありましたが、人生のテーマのように今でも脈々とその想いを抱いているとはあまり考えたことがなかったので少し驚きました。

「そういう師匠だからこそ、波長が合ったと思う」

これに尽きるんだなって…今回改めて村上さんの師匠への深い想いに触れた気がしました。オーディションにすべて顔を出してくれる仲代さんを目の当たりにしてさらに無名塾へ入りたいという想いを強くしたという村上さん。
そして年齢制限ギリギリの26歳でラストチャンスと臨んだ4回目の挑戦で最終面接までいったときのこと。受かっても落ちても最後だと思った村上さんは仲代さんを前にしたとき

「人間とはなんですか?」

と、面と向かって聞いたのだとか!!この話はビックリしました😲。あのオーラがハンパない仲代さんに、しかも最後のチャンスの面接のときにそんな重いテーマを問いかけるとは!!で、その時仲代さんが返した答えというのが

「僕も分からない」

という一言だったそうです。
あぁ、この時に仲代さんは村上さんを入塾させようって思ったのかもしれないなとふと感じました。「君見たことある顔だな」って言われたっていうエピソードも本当だと思うんですがw、最終面接で正面から「人間とは何か」と真剣なまなざしで聞いてきた青年に、無名塾でその答えを探す旅をさせたいと・・・あの面接のときに仲代さん、思ったんじゃないのかな。そんな気がしてなりませんでした。なんか、すごい運命的なものがあったんだなぁと思うとちょっと胸が熱くなるエピソードでしたね。

そこから16年…村上さんが無名塾をやめて2年経った今年5月に仲代さんと対談する企画がありました。

B072LD9JBK AERA(アエラ) 2017年 5/29 号 [雑誌]
朝日新聞出版 2017-05-22by G-Tools

こちらの雑誌AERAの後ろのページにその時の記事が掲載されています。

この時、塾をやめて以来ぶりに仲代さんに再会した村上さんは4回目の面接のときにした質問のことについて語ったのだそうです。そして改めて

「あの時の質問をもう一度聞かせてください。人間とはなんですか?」

と仲代さんに問いかけたのだとか😲!すると仲代さんから返ってきた答えは…

「まだ分からない」

と、同じ回答が返ってきたのだそう。
村上さんにとって仲代さんはきっと、人間とは何かを追い求める事に対する師匠でもあるのかもしれないですね。師匠の背中をずっと追い続けたいという想いはもしかしたら・・・父親に対する感情みたいなものも感じているのかもしれないって・・・この話を聞いたときにふと感じました。私が思っていたよりもずっとずっと深いところで仲代達矢さんのことを慕っているのだということがすごく伝わってきて胸熱くなりましたね。

人間とは何か

役者というのは人間を演じることだから、そのことはいつか「人間とは何か」ということにたどり着いていくのではないかと思っているという村上さん。

「その答えは最後まで分からないけど、その答えを求めるため生涯修行していきなさいということなんじゃないかなと思うんですよね」

仲代さんの言葉をそのように解釈し、ずっとその想いを抱きながら生きている村上さん。そう語った後も「うーーーん」と言葉選びに慎重になるように考え込んでいたりする姿が非常に印象的でした。自分が抱いている大切な想いだからこそなんだろうなって思って…。

この流れから「人権」のテーマに繋げていく村上さん。

「人権とは人間が人間らしく生きるため無条件に与えられている権利じゃないですか。じゃあ、人間ってなんだろうって…僕はそこから考えるんですよね。そのために役者業を続けていくことによって”人間とはなんだろう”という答えを見つけていきたいと思ってます」

これに対して磯野アナが「分かったって思ってしまったら、そこで終わっちゃうんでしょうね」と返していたのも印象的でした。求めても求めても結局「何か」にたどりつかない奥深い存在が「人間」であるから、役者を続けてその答えをずっと追い求めていきたいという村上さんの話は非常に興味深いものがありました。
「人権」について考える前にその権利を与えられる「人間」とはどういう存在なのかってことを村上さんはいつも考えて、そして追い求める旅を続けていくんですね。

いやぁ~、なんか、「人権講演」に引っかかってるのかどうかは微妙でしたが😅、自分の素直な想いから「人権」に絡めた話をしてくれた村上さんには胸熱でした、ほんとに。この講演をするにあたって新悟くんなりに自らを振り返りながら一生懸命考えてきたんだろうなって思いました。語り終った後すごい汗かいてたみたいだしね😅。

谷川俊太郎 「生きる」

人権をテーマにした講演の最後として、村上さんが非常に感銘を受けたという谷川俊太郎の詩「生きる」が朗読されることになりました。

482753120X 生きる わたしたちの思い
谷川 俊太郎 with friends
角川SSコミュニケーションズ 2008-07-30by G-Tools

「命」をテーマにした優しい作品であるこの詩を選んだ村上さん。読む前に着物全体をきれいに整え気持ちを落ち着かせたうえで朗読されてました。

内容的には、「生きている」とはどういうことなのかという事を、日常のさりげない風景を織り交ぜながらその意味を手繰っていくような、そんな優しさあふれるものでした。ゆっくりと、丁寧に、言葉の意味を確かめるように、ゆったりと(ちょっと躓くところもありましたが😅)・・・そしてしっかりと朗読していた姿が印象的でした。あの村上さんの声で聴く朗読はやっぱり心に一つ一つの言葉がしっかりと響いてきますよね。この詩集を読んでみたくなりました。

この詩を読んでの感想を聞かれると

「僕も常日頃から”生きるとはどういう事か”を考えているのですが、目標に向かって猪突猛進してる時は視野が狭くなってしまいがちになるんですよね。そうなってしまうと結果が残せない気がするんです」

真田丸12回の時に必死になってた時なんてまさにそうだったんだろうなと。でもそういう時ってあるよね。それを踏まえたうえで

「どんなに忙しくてもどんなにつらい時でも、足元に咲く花に目が行く人間になりたいなって常に心がけてます。そうすることで周りも良く見えるようになるし、困ってる人に手を差し伸べる余裕もできると思うんです」

と噛みしめるように語った言葉がとてもジーーンと心に響きました。以前SNSで「桜の木よりも足元の小さな花に目が行く」というようなことを語っていたことがあったのですが、あの言葉には村上さんのそんな想いも含まれていたんだなと思うと…すごく胸が熱くなるコメントでしたね😊。

4834083268 生きる (日本傑作絵本シリーズ)
谷川 俊太郎 岡本 よしろう
福音館書店 2017-03-05by G-Tools

谷川俊太郎の『生きる』は絵本にもなっているようなので、お子さんがいる方は読んであげるといいかもしれません。人を思いやることの大切さや日常のありがたみみたいなものがすごく伝わってくる詩なので、小さい子供にも読んでほしいなと思いました。

おやまっ子いじめゼロ宣言

小山市では、いじめをゼロにしようという活動が熱心に行われているようです。村上さんが「僕、これ読み上げてもいいですか」とすすんで申し出て「おやまっ子いじめゼロ宣言」を朗読する運びとなりました。

全文は こちら

読み終えた後、磯野アナが「子供たちがというよりも大人に通じる言葉ですよね」とコメントすると「小山の子たちが素晴らしい宣言をしてくれたので、ボクら親世代がしっかりとした生きざまを見せていかなければいけないなと思いました」と語ってました。
まぁ、私は心の中で…「まだ親になってないけどね」とイジワルなツッコミをしてしまいましたがww、でも、村上さんのコメントはとても大切なことなので、大人たちもしっかりといじめ撲滅に向けて頑張っていかなければいけないんだなと思いました。

今後の役者活動について

最後に、どんな役者を目指していきたいか聞かれた村上さん。「うーーん」とちょっと考えてから

「今回も大河ドラマの直江兼続の話が多くなりました。でもこれからは、直江兼続は僕自身の一部となっていくと思うのでいったん置いておいて、今までとは全然違う面を見せられるようになりたいなと。あと、監督やプロデューサーさんに”村上君にこの役をやらせてみたい”と思ってもらえるような俳優になっていきたいです」

と語ってくれました。私、村上さん自身の口からこうして未来に向けたコメントが聞けて…ものすごく嬉しかったです😭。どうしても大河ドラマ『真田丸』での直江兼続役のことに触れられる機会が多くなる村上さんですが、そのあとの役者業についてどう思っているんだろうという事は少し気になっていたんですよね。たしかに兼続役は印象深かったけど、やはりいつまでもそこに留まるのはよくないなということも感じていたので…。
なので、その私のちょっとした不安にこたえる形で今回キッパリと将来の役者活動について前向きに考えていることを語ってくれたことが、一ファンとしてとても嬉しかったです☺。

磯野アナによると、現在とある作品を絶賛撮影中とのこと。詳細は後日発表されるとの事なので楽しみにしたいと思います。

ここまでで、村上さんの人権講演会トークは幕となりました。そのあとすぐに磯野アナと村上さん花束が贈呈されて全ての行事が終了しました。それが、事務所さんが掲載してくれた写真ツイートになります。

村上さんの人権講演に関するレポは以上になります。

以下、私個人の村上さんに対する今回の感想を少し。こちらは大したこと書いてないと思うので😅興味のある方だけどうぞ・・・。

 

後述

今回、久しぶりに生の村上さんの言葉を聞くことができて・・・とても有意義な時間を過ごすことができました。ただ、ファンとしてはとても楽しい講演会でしたが、「人権」の話を純粋に聞きに来た人はどういう感想を持ったのか…そこだけがちょっと心配な面もありました(汗)。
そもそも、「人権講演会」という重いテーマの講演に村上さんを「講師」として招くという事じたい無理があったというか😅。たぶん本人が一番不安に思うところがあっただろうしどう話せばいいのかすごく悩んだんじゃないかなと思います。おそらく、小山市が最近話題になった村上さんのトークをどうにかして実現したいと考えた結果、今回の「人権講演会」で呼んで開催してしまおうという目論みがちょっとはあったんじゃないのかなと😅。
ただ、これまでの人権講演会がどのような形で行われてきて著名人がどんなお話をしたのか全く分からないので、こればかりは何とも言えないんですけどね。

ほとんど村上さんのトークショーみたいな形になってしまったわけでしたが(笑)、そんななかですごく素直に自分の言葉を語っていたことはとても良かったと思います。たまに「そこまで正直に話さんでも😓」とハラハラさせられることやツッコミどころもあったりしたんですが(笑)まぁ、それも含めて村上新悟さんの魅力なのかなと自分の中で納得してしまいましたw。
最後の方には自分自身を見つめ直したうえで、その中に抱えている想いも告白してくれて・・・それに絡めた「人権」のテーマを一生懸命伝えてくれたし。あの話を聞いて、村上新悟は私が思っているよりもずっと深い人間なのかもしれないって感じられたので。他のファンの人の心に響くような言葉もたくさん語ってくれていたんじゃないかなと。その言葉たちがファン以外の人の中にも少しでも浸透してたら嬉しいなって思います。

今回のトークを聞いて、改めて村上新悟さんの魅力に気づかされたことが多かったです。

ぶっちゃけていうと、私は村上さんのお芝居に関しては「上手い」役者だと思ったことはないんですよね😅。「真田丸」はハマったという感じでしたが、現代劇になると堅さが感じられてちょっと舞台芝居みたいになることも目立つなと。色々気負う部分が大きいんじゃないのかなぁって何度も思うことがあるんですが😅。
じゃあなぜ私は今でもこんなに村上さんをすごく好きで応援しているのか。たぶん、人間とは何ぞやという問いを自らに課して必死に前に向かって役者業を頑張っている姿に胸打たれているんだろうなと・・・改めて気づかされた気がします。今回の話を色々聞いてきて、「あぁ、村上新悟さんって、そういう人だよね」って何度も腑に落ちたというか…。少年時代から人を思いやる心はずっと変わらずそこにあって、多くの人に愛されているんだなってことを知ることができたことが一ファンとして何よりも嬉しかった。

芝居が巧いことに越したことはないし、そういう役者になってほしいとものすごく思うけれど、それ以前に、一人の人間として、村上新悟さんを応援していきたいという気持ちが私の中でものすごく大きいんだなってことを実感しました。
作品の数をこなしていけば、今感じている芝居の違和感みたいなものはだんだん薄れていくと思うし、村上さんならそれができると信じてます。役者という職業にものすごく正面から真摯に向き合っているって思えたので。まぁちょっと、それ以外の部分でゆるすぎないか?と思うこともちょいちょいあったりしないでもないのでwwそこは追々気づいてもらえればなと😅。

厳しく険しい役者道だと思うけど、そこを必死に前を向いて進んでいこうとする姿をこれから先もずっと応援していきたいなと改めてその想いを強くした次第です。

村上新悟さん、今後の活動もしっかり前を向いて突き進んでいってください。どこまでも応援しています。今回は素敵なお話をたくさんありがとうございました😀!←ここで言っても伝わらないだろうけどw個人の想いとして書きました。

 

以上、ものすごく長いレポートになりましたがこれで終わります。お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。