14年大河ドラマ『軍師官兵衛』第47・49回

『真田丸』での見せ場(直江状)も終わり、関ヶ原は風のように早く通り過ぎてしまったので今後の直江兼続さんの出番に少々不安が過りだしました(苦笑)。ということで、久しぶりにまた村上新悟さんの過去作品について振り返っていきたいと思います。

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2014年大河ドラマ『軍師官兵衛』

脚本・前川洋一 / 主演・岡田准一

2013年の『八重の桜』に続いて翌年の『軍師官兵衛』にも登場した村上さん。「八重~」が中盤での登場だったのに対して「軍師~」では物語の最終盤での登場になりました。

私事になりますが…ちょうど関東から関西に引っ越してきたばかりの頃にこの大河が始まったので”新ご当地ドラマ”的存在としてなにげに応援しながら見ていました。ギリギリ兵庫県民でもあったので特集番組もけっこうたくさん流れていたのを覚えてます(兵庫県内はこの当時かなり盛り上がってて企画も多く、私たちもトークショー付きの姫路ウォークに参加しました)
また、主演がV6の岡田くんで、トーク番組かなんかに出るとたまに「官兵衛兄さんでおま」とひらぱー兄さんとのコラボ挨拶したりしてて面白かったww。それまでずっと関東住民だった私はこの時初めて「ひらぱー兄さん」の存在を知ったのでありました

ドラマは全体的にお堅い雰囲気だったように思います。真田丸と比べると特にそれを顕著に感じますね。個人的には官兵衛が幽閉される前後あたりまでが一番面白く見てたかなぁ。秀吉が狂いだしたあたりは何とも重いシーンが多かったのと、ストーリー展開が散漫になってきてしまったことが気になって後半はちょっと残念に思えてしまった。
印象深かったのは石田三成がひたすら「嫌な奴」として描かれていたこと。この大河の中の三成はめっちゃ悪役でしたww。官兵衛に対する敵対心がとにかくすごかった。ホワっとした笑顔が印象的だった田中圭くんが終始気難しい顔で演じててひたすら官兵衛を恨みまくってたっけw。なのでこの当時は、官兵衛から見た三成ってすごい悪の印象の人だったんだなと思いながら見てました。だけど三成の最後はなんだかちょっと哀れで気の毒だったんですよねぇ。

「悪」の印象と言えば官兵衛親子もそうだったw。桃李くん演じる長政が子供の頃の素直さはどこへ?ってほど後半行けばいくほど黒くなっていってwww。最終回でのモノローグがすごく違和感だった記憶がある。そして主人公の官兵衛も秀吉亡き後から野心に火がついていって…天下を狙いに行くと決意したあたりからは主人公にあるまじき黒い笑いを浮かべまくってたっけwww。岡田くんが「黒い部分を演じるのが楽しくて仕方ない」と話していたのが記憶に新しい(笑)。そういう意味ではすごく斬新な大河だったかもしれません。

ただ、岡田くんが演じた官兵衛は後半黒くなったけどw、全体的には「侍」な部分がとても繊細に表現されていて魅力的で好きだったんですよね。時折見せる一筋の涙とかすごく綺麗で惹きこまれたし。
個人的にはJの子が主役系のドラマってあまり好きではないんだけど、岡田くんは「役者さん」的な雰囲気がすごく前面に出てているので見ていて安心感がある。彼はそんな数少ない一人です。

村上新悟さんがこの大河に登場したのは2回だけ。といっても、合計出演時間としては1分ちょいくらい?そんなわずかな出番ではありましたが以後、ちょっと考察してみたいと思います。

演じた役は…大谷吉継
『真田丸』では片岡愛之助さんが演じて話題になっていたあの、刑部さんです。関ヶ原の戦い直前あたりに出てきたので、もう本当にストーリー後半の出番

しかも、

こんな扮装ですので、言われなければどこでどの役出ているのか見逃してしまいそうな感じ。トークの時に「目しか出ていない状態だった」と語っていましたが、これ見るとそれが本当だったことが分かりますねw。ちなみにこれは三成が家康を討つ話をしているときに集められたシーン。村上さんの大谷はこれが初登場となります。
「どれくらい集まる?」
と挙兵を決意した三成に尋ねているところ。それに対して

こんだけたくさん集まったぞ!

と三成が自慢げに賛同者名簿を掲げるんですが、それを見せられても「ホントにこの人たち信用できるんかいな」的な疑いの眼差しを向けているご一同。ちなみにこの中には昌幸の名前もしっかり記されてますね。

で、最終回前の時の登場は関ヶ原への戦闘モードに突入したあたりのシーン。小早川秀秋に真意を確かめに行った三成が「あいつ案の定優柔不断な奴だったから金目のものを提示して引き留めてやった」と味方に説明する場面だったと思います。ちなみにこの時秀秋を演じてたのが浅利陽介くん。真田丸で再び同じ役で登板してましたが、彼は本当に秀秋役に適任だよなぁと改めて思った次第。
秀秋を引き留めてきたという三成の言葉を信用して「それじゃよかった」と安堵して散っていく味方のなかで一人だけ懸念を抱いていたのが大谷吉継さん。

「信用してはならんぞ、おぬしはいつも己の知略を頼みすぎる」

とても冷静に三成を諭す村上@刑部さん。こんな状況なので表情が分からないのが惜しいのですが、声色で三成を心配して想っている様子が伝わってきます。二人のシーンはたったこれだけで終わってしまったんですが、真田丸での刑部治部の関係とはまた全然切り口の違う大人な関係が垣間見えた気がして…もっと見たかったなぁと思ってしまいました。とても短いシーンなんだけど、静かな色気を感じるんですよねぇ。

村上さんの出番もこれで終わり。あんなすごい扮装したのにこれだけとは勿体ないw。

ということで、この大河に関しては村上さん目的の方にはあまりおススメできない感じかな
ただ、真田丸では全く出てこなかった黒田官兵衛が主人公なので、違った切り口から戦国を見るという意味では面白いかと思います。歴史解釈は真田丸と違う部分も多いですが(三成が家康屋敷に逃げ込んだとかね)、丸では物足りない戦のシーンも迫力あるし朝鮮出兵エピソードも出てきます。

あともう一つお勧めしたいのは音楽ですね。菅野祐悟さん作曲の楽曲がとても良かった。サントラなどでぜひ聞いてほしいところです。